自律訓練法
現代社会では膨大な情報を処理する必要に迫られます。用事を一つ済ましても、次の用事、そしてまた次と用事は溜まり、溜まった用事のことを思うと気分も落ち込む。そして仕事のパフォーマンスが低下し空回りが始まる。そんな経験をされた方も少なくないと思います。
持続的な緊張とイライラが当たり前になって、場合によっては自律神経失調症になってしまう人もいます。
そこで、自律神経のバランスを整えるのに、とても効果を発揮するのが「自律訓練法」です。
自律訓練法とは
自律訓練法の「自律」とは「自律神経」のことです。その自律神経のバランスを整える訓練をする方法が自律訓練法です。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に別れており、それぞれ、イライラモードとリラックスモードを担当しています。
普段から、イライラモードばかりが続いていると、身体がそれに慣れてしまい、リラックスモードの状態を忘れて、「自分は休んでいるつもりでも、身体がどこか休めていない」といった状態になります。
- 夜なかなか寝付けない。
- 考え事をしていてふと気がつくとイライラしている。
- あれこれ考えて、仕事が進まない。
これらの症状がある方は要注意、ひょっとすると自律神経のバランスが悪いのかも。
自律訓練法では、自律神経のバランスを整える方法として、暗示による催眠誘導を使います。 催眠誘導によって、身体にリラックス状態を作り出し、その感覚をもう一度思い出させていきます。
通常は、背景公式、第一公式から第六公式までの七つの公式を行います。
- 背景公式(安静感暗示)
- 第一公式(四肢重感練習)
- 第二公式(四肢温感練習)
- 第三公式(心臓調整練習)
- 第四公式(呼吸調整練習)
- 第五公式(腹部温感練習)
- 第六公式(額部涼感練習)
心理カウンセリングこころねでは、この訓練にアレンンジを加え、NLPのエッセンス加えています。心臓調整練習など、体調や持病などに気をつけながらにはなりますが、カウンセリングでも、必要と感じた時はご提案しています。
おわりに
今回もお付き合いいただきありがとうございました。みなさんが、リソースフルな日常をお過ごしいただけるように祈っています。
カウンセリングやコーチングにご興味をお持ちでしたら、ぜひ、お問合せください。
次回もおつきあいくださいね!
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